マンハント (2017)
文字数 777文字
【ジョン・ウーと、古き佳きシネマと、任侠と】 2019/2/9
健様の名作が甦った。
オープニングシーンでガツンとドタマをを殴られたようになった。
流れる演歌、昭和の街並み、美人女将の小料理屋、悪辣なヤクザ・・・・
そこにさっそうと登場し女心をひと睨みで奪ってしまう主人公。
これは健様の亡霊が乗り移っていると思った。
ただしその男は中国語で話しかける。
ジョン・ウー監督のイメージする古き佳き日本シネマで始まる
ニューファッション「追補」、
中国語、日本語、英語が飛び交う国際基準シネマになっていた
(アフレコに難はあったけど)。
本シネマのマーケティングコンセプトは
伝説の「追補(君よ憤怒の河を渡れ)」を再現すること、
ターゲットは、そうなると中国本土となるが、
はたしてまだ伝説の威力が残っているかどうか?
シネマでは親切にも、さりげなく日本の観光リソースが盛り込まれている:
大阪盛り場、桜満開、美しい自然・・・インバウンドアップにも貢献している。
物語自体は、古き佳き時代のシネマを踏襲しながら、
ジョン・ウー エッセンスが詰まっている。
スローモーションの弾丸、ジャンピング銃撃、カンフーガンアクション、
そして白い鳩たち。
無実の罪で追われる主人公が中国エリート弁護士、
それを追う孤高(宣伝コピーから)の刑事。
悪の根源は日本企業であり、大阪府警は汚職警官だらけというが、
胸張って反論できないのが情けないところだ。
ただし、福山雅治さん演じる刑事が無援孤立の中で巨悪に挑む姿は、
佳き時代の任侠シネマを思い出させる。
できることなら、
義理人情熱い正統博徒が中国人弁護士を助けるというのが理想なのだろうが・・・・。
と思っていたら、実はその役割を別の登場人物が演じている、
義理と人情をはかりにかけりゃ・・・あぁ人情が勝つのも今時かな。
ゴチャゴチャ固いこと言わずにジョン・ウーシネマを楽しんだ。
健様の名作が甦った。
オープニングシーンでガツンとドタマをを殴られたようになった。
流れる演歌、昭和の街並み、美人女将の小料理屋、悪辣なヤクザ・・・・
そこにさっそうと登場し女心をひと睨みで奪ってしまう主人公。
これは健様の亡霊が乗り移っていると思った。
ただしその男は中国語で話しかける。
ジョン・ウー監督のイメージする古き佳き日本シネマで始まる
ニューファッション「追補」、
中国語、日本語、英語が飛び交う国際基準シネマになっていた
(アフレコに難はあったけど)。
本シネマのマーケティングコンセプトは
伝説の「追補(君よ憤怒の河を渡れ)」を再現すること、
ターゲットは、そうなると中国本土となるが、
はたしてまだ伝説の威力が残っているかどうか?
シネマでは親切にも、さりげなく日本の観光リソースが盛り込まれている:
大阪盛り場、桜満開、美しい自然・・・インバウンドアップにも貢献している。
物語自体は、古き佳き時代のシネマを踏襲しながら、
ジョン・ウー エッセンスが詰まっている。
スローモーションの弾丸、ジャンピング銃撃、カンフーガンアクション、
そして白い鳩たち。
無実の罪で追われる主人公が中国エリート弁護士、
それを追う孤高(宣伝コピーから)の刑事。
悪の根源は日本企業であり、大阪府警は汚職警官だらけというが、
胸張って反論できないのが情けないところだ。
ただし、福山雅治さん演じる刑事が無援孤立の中で巨悪に挑む姿は、
佳き時代の任侠シネマを思い出させる。
できることなら、
義理人情熱い正統博徒が中国人弁護士を助けるというのが理想なのだろうが・・・・。
と思っていたら、実はその役割を別の登場人物が演じている、
義理と人情をはかりにかけりゃ・・・あぁ人情が勝つのも今時かな。
ゴチャゴチャ固いこと言わずにジョン・ウーシネマを楽しんだ。