グレイテスト・ショーマン (2017) 

文字数 644文字

【ハリウッドの回答 「壁は要らない」】 2018/2/16



イントロダクションの歌と踊りで小さな恋からバーナム夫妻までを謳いあげる、
ワクワクするミュージカルの始まり始まりだ、
そう こうでなくちゃ。
しかしそのコンセプトは柔なものではなかった。
物語は人間の多様性、それも極限の多様性を問いかける。
体型、容姿で世の中から闇に閉じ込められた人たちを集めて
見世物にする主人公興行師バーナー。

アメリカファースト、白人のそばに寄り添うアメリカ現指導者との違いはあるのだろうか?
サーカス団員たちの苦しみ哀しみがショーに利用されるのはちょっと見ていてつらい。
バーナーはお金儲けのため、成り上がるために手段は択ばない。
そして、成り上がり者の宿命として自分の実力を勘違いし、
友情をそして家族愛を忘れ窮地に立つバーナー。
上流社会への復讐の想いが彼の行くべき道を狂わせる。

そんな彼を助けるのは、やっぱり・・・・。
そしてエンディング大団円へまっしぐら、
まさにミュージカルならではの興奮に包まれる。。

バーナ―は今やハリウッド・ミュージカルスターの地位を欲しいがままにする
ヒュー・ジャックマンが好演。
ジャックマンご本人の良いお人柄を反映したような役柄としか思えなかった。
ザック・エフロンが上流社会の反逆児としてバーナーに味方する、
顧問の地位だったが最後に踊ってしまう、でも下手。

人は容姿や、肌の色で差別されてはいけない、
まして宗教、人種、国籍で差別されるはずもない。
そこに「壁」があるのなら打ち破ろう、壁を作るのではなく。
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