最後まで行く (2023)

文字数 482文字

【鬼気迫る 岡田・綾野】 2023/5/19


韓国シネマのリメイクだということは全く知らないままの鑑賞だった。オリジナルは、だから観てはいないけれど、きっと愉快なものだったに違いない。
そうなんだね、これは一歩間違えれば大笑いポリス犯罪ものだろう。
そこそこにちりばめられた小ネタギャグは主人公が追い詰められれば追い詰められるほどに光り輝く、どこまで主人公はついていないんだという同情と応援する気持ちと一緒に。
どこまでと言えば、もちろん、最後まで行くのだけれど。

と、ここで主人公って誰なのか、岡田さんでいいのか綾野さんか? という疑問が浮上する。
汚職ダメ刑事の岡田さん、冷血利己エリート警官の綾野さん、さてどっちがより悪人なのか、そこが問題になる。
ところが他にも悪がゴロゴロ登場する、県警本部長、暴力団組長の悪辣さは、あっさりと日本の枠を超えている、韓国オリジナルパワーか。

誰が一番の悪か は観てのお楽しみだ。
岡田さんがマッチョを封印し人間味ある演技に徹し、綾野さんが久々にスクリーンで唯我独尊に突き進む。
主人公はお二人、それも超熱演のお二人だった。
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