ホース・ソルジャー (2017)

文字数 586文字

【実話ベースの荒唐無稽】 2018/5/8



2001年9.11事件直後の陸軍グリーンベレー12名のヒーロー物語、
なんで今頃…という疑問には本件が機密扱いだったのが解除されたからと説明がある。

この説明がないと、イスラムテロリスト対騎兵隊の戦い、タイムスリップSFかと思ってしまうかも?  ご丁寧に邦題までも「ホース・ソルジャー」などと聞いたこともない造語で騎兵隊を思い起こさせようとする。
オリジナルタイトルは《12 STRONG 》、近年の海軍シールズの活躍に対抗する陸軍グリーンベレーの逆襲だ。

12名のグリーンベレー隊員と反タリバン勢力が正義を貫くというアメリカン・ファーストの物語に過ぎなかった。といっても、12名のうち3名にしかフォーカスはされない、手抜きといわれても仕方がないだろう。
その3人は、クリス・ヘムズワース マイケル・シャノン マイケル・ペーニャ、
手堅い役者をそろえたが、決定打に欠けた。

本シネマの見せ所は、ハイテク装備のアメリカ特殊部隊が馬にまたがって突撃するところ。
しかし、そんな彼らを援護するのがB52爆撃機というのが今のアメリカの矛盾を象徴していた。
戦争は人が人を殺す、その積み重ねの勝負だということを教えてくれたことは唯一の救いだった。
《アメリカもアフガンでは一つの部族、逃げれば卑怯者になり、とどまれば敵になる》
アメリ化の大義は今どこにあるのか?
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