DUNE/デューン 砂の惑星 (2020)

文字数 709文字

【シャラメとともに!】 (2021/10/22)



良くも悪くも フランク・ハーバートの怨念が感じられるテイストに最後まで魅入られてしまいます、DUNEの砂が妖しくも僕を誘いかける、私と戯れてごらん・・・と。
久々のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督でした、またも・・というかやっぱりSFですか、
でも ヴィルヌーブ監督の感受性があればこその本シネマの格調高さでした。
近年のSFシネマでは、おなじみになったSFXですが今作では、かって見たことの無い工夫がありました、戦闘スタイルも生の剣(ライトセイバーではなく)というのも独占的スペースオペラに慣れきってしまった僕には新鮮でした。
本作ならではの砂丘ショットの数々、どこまで赴いてロケ撮影したのか心配してしまうほどの美しい自然の姿が記憶に残りました。
でも、Part1ということは知りませんでしたが、砂の惑星シリーズならば当然ロングストーリーになるのでしょう。劇中のセリフにもありましたが【これは始まりなの】ですね、次回作が今から待ち遠しいものです。
父を暗殺された主人公(ティモシー・シャラメ)と虐げられたDUNE人が協力して宇宙の争いを無くすために立ち上がる・・・というストーリーはたしかに陳腐ですが、所詮エンターテイメントは「売れてなんぼ」の世界です。
化け物長期シリーズだったスター・ウォーズとは異質のSFシネマが期待できそうです。
今作では、贅沢にも手練れ俳優を惜しげもなく消耗しました、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリン。
さて次回からはどんな俳優が集結するのかも大きな楽しみになりました。

ティモシー・シャラメの成長と同時進行で長期シリーズにできるといいな。
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