最初の晩餐 (2019)
文字数 476文字
【本来シネマはこうあるべき】 2019/11/6
夏至の二日あとの夏の青空が輝くなか、
緑の木枝の影のバス停に佇む若い女性、
黒いスーツを腕にかけてスカートも黒色、
バス停の脇には小さなお地蔵さまが2体、赤い腹巻、
お地蔵様の横には風車がやはり二本、時々回っている。
女に歩み寄る若い男・・・・
シーンの美しさと裏腹の、罪と罰の重い家族たち、
父親の通夜と葬儀の二日間に起きる様々な過去への
怒り、後悔、そして深い愛情。
僕が大好きなシーンは、ラストの「ぼた餅」エピソードだ。
このシーンひとつで(最もその布石はその前から打たれてはいるが)
父親(永瀬正敏さん好演)の生き様が分かる。
シネマはこうでなくてはいけないという有難いお手本に接した思いでいっぱいになった。
常盤司郎さんの監督・脚本・編集がピシャリと決り、僕の心は豊かになる。
染谷将太さん、戸田恵梨香さん、窪塚洋介さん、斉藤由貴さん俳優さんたちも
その中でベストの演技に導かれていた。
シネマはオリジナル、
それも作者の想いがこもったものが一番だ、
いまどき少なくなっている。
本作はそんな困難な時代のひとつの希望の灯りになった。
夏至の二日あとの夏の青空が輝くなか、
緑の木枝の影のバス停に佇む若い女性、
黒いスーツを腕にかけてスカートも黒色、
バス停の脇には小さなお地蔵さまが2体、赤い腹巻、
お地蔵様の横には風車がやはり二本、時々回っている。
女に歩み寄る若い男・・・・
シーンの美しさと裏腹の、罪と罰の重い家族たち、
父親の通夜と葬儀の二日間に起きる様々な過去への
怒り、後悔、そして深い愛情。
僕が大好きなシーンは、ラストの「ぼた餅」エピソードだ。
このシーンひとつで(最もその布石はその前から打たれてはいるが)
父親(永瀬正敏さん好演)の生き様が分かる。
シネマはこうでなくてはいけないという有難いお手本に接した思いでいっぱいになった。
常盤司郎さんの監督・脚本・編集がピシャリと決り、僕の心は豊かになる。
染谷将太さん、戸田恵梨香さん、窪塚洋介さん、斉藤由貴さん俳優さんたちも
その中でベストの演技に導かれていた。
シネマはオリジナル、
それも作者の想いがこもったものが一番だ、
いまどき少なくなっている。
本作はそんな困難な時代のひとつの希望の灯りになった。