ルイの9番目の人生 (2015)

文字数 422文字

【10番目の人生に幸あれ】 2018/1/22



おもいきり騙されてしまった。
ルイ少年の不幸な人生、9歳にして毎年死にそうな事故に遭いながらも健気に生き延びるその姿に、きっと神のみぞ知る運命があるのだろうと。

シネマのイントロも極めてカジュアルなルイ少年のモノローグで始まる、
最近では《僕のワンダフルライフ》のイントロに似ている。
しかし、物語はここから大きく変換して、ホラーの様相を呈してくる。
ホラーに加えて超常現象、怖いシネマになってきた。

ルイ少年は9回目の事故でいったん死の淵をに立ち、今は昏睡(コーマ)の中を彷徨う。
コーマ専門ドクター、心理臨床ドクター、ルイ殺害犯容疑の父親を捜査する刑事、ルイの母親、祖母たちがコーマのルイのまわりに集う。
その真相は、現代においてはあまりにも日常的な罪に収束していく、その詳細は是非劇場で。

少年がコーマから覚めたとき、彼の悲しくも愛に満ちた行動を誰が癒してくれるのだろうか?
ルイの10番目の人生に多くの幸あれ。
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