パシフィック・リム (2013)

文字数 725文字

【TPPは成功する?】 2013/8/11



2日続きで「人類危機」シネマを観た。
得意分野ではない、怪獣とロボット(人型大型兵器というそうだが)のシネマに挑戦したのは
ひとえに「猛暑」のせいだった。
当地も朝から38℃、熱中症指数35、外出しないようにとのお達しだけど、せっかくの夏休暇、
それでは涼しいシネマコンプレックスへ…というわけだ。

本当のところを明かせば、それにもう二つの理由があった。
◆ギレルモ・デル・トロ監督のバイアス具合が気になっていた。シネマは初体験だが
 監督のバンパイアー小説は味わい深かった。 
◆日本映画界が誇る菊池さんと芦田さんを観てみたい好奇心があった

どうやら「イエーガー」というパイロットに操縦される特大戦闘ロボットが
ファンのお目当てのようだ。
怪獣は日本語で「カイジュウ」と呼ばれるわりには没個性なのに対して、
イェーガーはパイロットも個性的だし素性も複雑なのである。
パシフィック・リムというだけにTPPメンバー(?)が香港で戦う構図になっている。
前半でちょっとだけ国連機能が怪獣に対応するシーンもあるが、
ほぼイェーガー部隊の戦いが中心である。
なんと彼ら自身がゲリラ(パルチザン)であるとの認識だ。
世界を救うのは結局少数のヒーロなのである。

ハードなロボット戦隊シネマであることは間違いないが、サイドエピソードも描かれている。
マッドサイエンティスト、怪獣の闇商人、兄弟、父息子の確執などが
幾分不器用にであるがちりばめられている。

中でもお目当ての芦田愛菜さんの演技は群を抜いて優れていて、
本シネマ全体のクオリティすらくずしている。
愛菜さんがうますぎる、他のキャストが普通すぎるのだった。

結局のところ、僕が期待した裏ネタには十二分満足した。



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