残穢【ざんえ】 ‐住んではいけない部屋‐ (2015)

文字数 461文字

【そのあたりで止めましょうよ? 竹内さんっ】 2016/2/2



竹内結子さんのファンなので、一番苦手なスリラーも厭いません。
特に中村監督シネマの竹内さんは生き生きとしているようにいつも感じています。

物語は怪奇小説家がネタを深く調査するうちに
遭遇する真実とそこに潜む恐怖を淡々とドキュメンタリータッチで描きます。
いわゆる、ミイラ取りがミイラに・・・のパターンです。
怖がり屋の僕はず~と
「そこらへんで、やめようよ 竹内さんっ」
とつぶやきながら観ておりました。

その怖さの根源は「穢れ」。
その穢れ、何代も続いてきたため、
そのパワーを増加させて生身の人間に忍び寄り呪い殺します。
本作の論理でいくと、穢れのない場所などないのかもしれません。
地鎮祭のお祓いの意味が今頃になってようやく納得できる次第です。

シネマは前述のとおり、ドキュメンタリー手法で穢れの大元を暴いていきます。
その反動として、
「穢れ」を喋る者、聞く者に取り付いていくという怖~い展開になるのです。

そうする
・・・シネマを観るものにはどんな穢れが用意されているのか、 キャー。

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