バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版> (1987)

文字数 536文字

【綺麗好き生真面目ヤスミン】 2018/2/8



68歳になって一週間、呆けが進んできたようだ。
お目当てのシネマに合わせて1時間かけていつもと違う遠いシネコンへ来てみたら二時間半後の予約だった。

そこで時間を埋めるために見たのが本シネマ、ごめんなさいです。
タイトルは知っていたがずう~と見逃したまま、だから全く予備知識なし、1987年製作だから30年前のシネマだ。なんと観終わってみればビックリの「ビルドアップシネマ」だった。

外国人夫婦がラスベガス近辺で喧嘩しているところから僕は導かれる。
そしてバグダッド・カフェでの肥満のドイツ人オバサンとヒステリーの黒人女性の対立がなんとも疎ましい。
周りにたむろするのはアメリカの人種雑多の庶民たち。
ドイツでは考えられないいい加減さとその裏にある無制限の自由が少しづつ姿を現してくる。
そして怒涛の後半に突入。

おそらくは日本人にはこのような展開は痛快なのだろう、ドイツ人視点はかなり親近感があるはず。生真面目なドイツ人おばさんヤスミンがバグダッドカフェを生き返らせる、それもなんとお笑いマジックで。
それほどまでにアメリカは自然の笑いを忘れ去っている。
ひとりだけ最初からヤスミンのパワーを見抜いていたヒッピー、ブレンダの結婚許可が出るといいね。
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