(500)日のサマー (2009)

文字数 1,069文字

【黒子スターJG・L】 2010/8/12



ジョセフ・ゴードン‐レヴィット
(いくぶん長ったらしいので、以下JG・L)のファンの方へ、まずはごめんなさい。
僕もファンなんだけど、頭に「にわか」がついたりします。
にわかファンならではのドジをホンチャンファンに謝ります。
それは、
いつもJG・Lに気づかないで、あとからクレジットをみて
《何だJG・Lだったんだ》などと呟いているからです。
なんと、超感動の「インセプション」でもこの愚行を繰り返して、
さすがに「僕はJG・Lのファンなんだろうか?」と自分に嫌気が差したくらい。

JG・Lがあまりに自然に役に溶け込んでいるから
・・・・という言い訳しか思いつかないのも、これまたごめんなさい。
演じる俳優を感じさせない、その役柄しかスクリーンから見えてこない
・・・でもこれって極上の褒め言葉でしょう?
でもでも、JG・Lの個性らしきものが見えてこないという逆説でもあるんですね。
ロバート・デ・ニーロ(この方も長い名前だけど)も役作りには伝説が数多く、
どこかJG・Lの器用さに同質性を感じるけど、
スターとしての強烈なカリスマ性という点ではJD・Lはデ・ニーロには遠く及ばないな、
ほんと残念ながら。
で・・・・・JG・Lは「黒子」スター?!
ファンの方には心地よい言葉に響くとは到底思えないけど、
僕としてはやはり最上級の賛辞なんだなこれが。

前置きがめちゃ長くなったけど、
そんな黒子スターの一枚看板シネマの本作に僕が期待しないはずもありません。
そして結論から言えば、やっぱJG・Lは上手いね・・・・の一言です。

お話はというと、初心な(誰でも最初はそうなんだけど)男の子の傷心物語。
傷心の理由は恋、万国共通の「ダンシのほろ苦メモリー」
・・・・ってことは他愛ない展開でもあるってことだ。
そんなありきたりな素材が時たま輝くこともある。
その要因は高い確率で【女性または女優】にあった、今までは。
可愛らしさ、妖艶さ、哀しさ、を備えた女性たち・・・
僕の場合はドロシー(ジェニファ・オニール)であり
エステラ(グウィネス・パルトロー)だ。

ところが今シネマはまさにトム(JG・L)の魅力でこのどうでもいいストーリーが
お洒落に感じられるから愉快だ。
地球上に生息した「ダンシ」たるものすべてが思い当たる節をボキボキと感じたことだろう、
そして懐かしんだり、憧れたりした・・・かも知れない。

ラストシーンでJG・Lがダンシから男に意識しだすあたりも笑ってしまう。
心優しきダンシが臭いオヤジになることを悲しむこと無かれ、
これが世の流れだ・・・なんちゃって。

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