クリムゾン・ピーク (2015)
文字数 396文字
【美しすぎる恐怖】 2016/1/14
冒頭のUNIVERSAL社マークからして紅色になっている。
そして、雪と紅色のコントラストが美しいエンディングに至るまで豪奢美への拘りが気に入った。
しかしながら「パンズ・ラビレンス」の鬱然を期待していたので、物語の当り前さに肩透かしを食らってしまう。
ミステリーとして、またスリラーとしての僕の評価は「凡庸」の域を出ない。
絞り込まれた登場人物を掘り下げていくのは今作の狙いではなかったのだろう。
心憎いばかりのキャスティングは、結果として勿体ないことになった。
姉・弟カップルはシネマ史に残る異常さだったのに。
つまるところ、美術、インテリア、色彩、メーキャップのついてのデル・トモ監督の強い趣味(狂信)が本シネマのすべてだった。
それでも、それでも、
シネマをこのような特異な観点から鑑賞できる機会が最近少なくなっている。
これからも、オドロオドロに期待していきたい。
冒頭のUNIVERSAL社マークからして紅色になっている。
そして、雪と紅色のコントラストが美しいエンディングに至るまで豪奢美への拘りが気に入った。
しかしながら「パンズ・ラビレンス」の鬱然を期待していたので、物語の当り前さに肩透かしを食らってしまう。
ミステリーとして、またスリラーとしての僕の評価は「凡庸」の域を出ない。
絞り込まれた登場人物を掘り下げていくのは今作の狙いではなかったのだろう。
心憎いばかりのキャスティングは、結果として勿体ないことになった。
姉・弟カップルはシネマ史に残る異常さだったのに。
つまるところ、美術、インテリア、色彩、メーキャップのついてのデル・トモ監督の強い趣味(狂信)が本シネマのすべてだった。
それでも、それでも、
シネマをこのような特異な観点から鑑賞できる機会が最近少なくなっている。
これからも、オドロオドロに期待していきたい。