マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ (2015)

文字数 452文字

【無駄な抵抗はやめよ!】 2017/1/25



心がちょっとだけ温かくなる。
コメディタッチになっている、がしかし、素材は思い切り笑えるようなものではない。

夫婦仲の良くない学者夫婦の旦那と不倫して略奪結婚する独立心満々の若き美女マギー(グレタ・ガ-ウィグ 好感度大)。
赤ん坊と二人の子供、そして小説を書くと決めた学者の男の世話に明け暮れるマギーが考えたことは・・・

シネマでは、
DIYで人工授精するなどマギーのちょっとおかしな行動力が克明に描かれるが、一方で学者夫婦の異様な結ぶ付きもちょっと怖い。
聡明で成功者の妻(ジュリアン・ムーア)と、妻に劣等感と憧れを抱く夫(イーサン・ホーク)の心のすれ違いが可笑しくて怖かった。

マギーがやりたかったことは何か?というところが本シネマのテーマだったようだ。
マギーのように自分に正直に生きることができれば、それは最高だろう。
もし、間違った道に入り込んだとしても無駄な抵抗はしない。
結局、人生は川の流れるように動いていくしかないのだから。

こんな小品シネマもたまにはいいものだ。
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