麻雀放浪記2020 (2019)
文字数 676文字
【九蓮宝燈でタイムスリップ? 】 2019/4/9
白石和彌監督、少しお疲れ気味かな?
近年の快調ぶりから見ても本シネマの勢いは衰えていた、ファンの勝手な想いではあるが。
もともと、麻雀世界大会などというキワモノテーマ、
斎藤工さんの一人舞台のようなシネマだったところに、
ピエール瀧さんのスキャンダルで一躍脚光を浴びてしまった…という不運もあった。
そうなんだ、本シネマはあの「麻雀放浪記」のパロディ、
オマージュでもスピンアウトでもない気軽な作品だ。
1945年 終戦の焼け野原からタイムスリップする 坊や哲の物語だった。
実話ベースの物語を、2020年の超近未来に移し替えるという荒業を
まずは評価すべきかもしれない。
案の定というか、あの博打打たちの一瞬に生きる切なさは、まるで伝わってこない。
まして、AIの雀士まで登場するに至っては阿佐田哲也原作からは遠く遠く離れてしまった。
ドサ健、出目徳、女衒の達をフューチャーしたのはいいのだが、
結局はコメディラインに走ってしまった。
そう、やはり本シネマはパロディ以外の何物でもなかった。
女優陣のラインアップからしてそのことは察するに余りある。
ただし、
2020年のオリンピック辞退、その原因となった戦争、
戦後というキーワードでタイムスリップする坊や哲、
何やら白石監督の意図が感じられる。
本当に、オリンピックなどやっている状態なのだろうか、この国は?
老婆心:
九蓮宝燈で和了すると死神が来るといわれているが、本シネマではタイムスリップするらしい。
僕も一度だけ この役を和了ったことがあるが、タイムスリップなどしなかった、残念。
白石和彌監督、少しお疲れ気味かな?
近年の快調ぶりから見ても本シネマの勢いは衰えていた、ファンの勝手な想いではあるが。
もともと、麻雀世界大会などというキワモノテーマ、
斎藤工さんの一人舞台のようなシネマだったところに、
ピエール瀧さんのスキャンダルで一躍脚光を浴びてしまった…という不運もあった。
そうなんだ、本シネマはあの「麻雀放浪記」のパロディ、
オマージュでもスピンアウトでもない気軽な作品だ。
1945年 終戦の焼け野原からタイムスリップする 坊や哲の物語だった。
実話ベースの物語を、2020年の超近未来に移し替えるという荒業を
まずは評価すべきかもしれない。
案の定というか、あの博打打たちの一瞬に生きる切なさは、まるで伝わってこない。
まして、AIの雀士まで登場するに至っては阿佐田哲也原作からは遠く遠く離れてしまった。
ドサ健、出目徳、女衒の達をフューチャーしたのはいいのだが、
結局はコメディラインに走ってしまった。
そう、やはり本シネマはパロディ以外の何物でもなかった。
女優陣のラインアップからしてそのことは察するに余りある。
ただし、
2020年のオリンピック辞退、その原因となった戦争、
戦後というキーワードでタイムスリップする坊や哲、
何やら白石監督の意図が感じられる。
本当に、オリンピックなどやっている状態なのだろうか、この国は?
老婆心:
九蓮宝燈で和了すると死神が来るといわれているが、本シネマではタイムスリップするらしい。
僕も一度だけ この役を和了ったことがあるが、タイムスリップなどしなかった、残念。