踊るアイラブユー♪ (2014)

文字数 649文字

【もっと自信をもって!】 2015/7/14



オリジナルタイトルの「ウォーキングオンサンシャイン」は無論劇中で使用される曲で、
トマト祭りの映像とともに作品の中でも一番記憶に残る群衆シーンで踊り・歌われる。
そうなんだね、これはミュージカルだから踊りと歌を存分に楽しめる。

その意味から邦題の「踊るアイラブユー」は野暮を通りこした大きなお世話に違いない。
とはいえ、「Walking On Sunshine(カトリーナ&ザ・ウェイブス)」のことは、
ファンでないと覚えていないだろうな
曲を聴けばすぐに思い出すんだろうけど、きっと。

恐らく英国人が描くイタリア南部のリゾート地のイメージとしては、
「太陽を踏みしめて散歩する?」くらいサンシャイン願望なのでしょう。
シネマではそのほかに Holiday(マドンナ)、Venus(バナナラマ)、
Wake Me Up Before You Go-Go(ワム) 
などなどのビッグヒット曲がぞろぞろ出てくる。

主人公姉妹はあまりお馴染みではない
新人お二人(ハンナ・アータートン とアナベル・スコーリー)が見事に演じている。
仲の良い姉妹が一人のイタリア人イケメンを争奪するという
太古からの恋のジレンマ設定なんかはこの際あまり気にならない。
踊りと歌だけでも大変なのに、深刻な雰囲気での演技を見極めている暇はなかった。
80年代のワールドヒット曲がワサワサと歌われる、
これは懐かしのヒットパレードなんだ。

だから、
「踊るアイラブユー」なんて卑屈な態度はやめて、もっと自信を持ってほしいな。

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