セレブの種 (2004)

文字数 650文字

【「大盛り」は最近遠慮してます】 2007/3/14



オリジナルタイトル 《SHE HATE ME》 が《セレブの種》になっちゃって、こりゃトホホだ。
だいたい、「セレブ」本来の意味自体もジャパン人は勘違いしてるところに、トンチンカンな邦題を考えたものだから(なんも考えてないとも言えるけど)、おそろしくミスリードされたシネマになってしまった。
さらに、
スパイク・リーも何を焦ったのか複数テーマをこのひとつのシネマのなかに、片っ端から投げ入れてくる。
企業のモラル、経営者のコンプライアンス、エイズ、新薬治験、レスビアン、女性自立、精子銀行、妊娠請負業、そうそう、マフィアと官憲の争いまで出てきてましたね。
最近(以前も・・という不埒な家族もいるが)脳の切れが良くない僕にとって、本シネマは目の前をサッと通り過ぎていった突風、のように感じるしかなかった。
本来、コンテンツの多さは嫌いじゃないんですけど、しっかり受け止める余裕がある場合は・・・。
さらにさらに、
種付けオトコの顔つき精子が泳ぎだしたり、レスビアン元カノの顔つき卵子が微笑むにいたっては、内容云々以前、クリエイターの一貫性と真摯加減に不信を覚えました。

このような疑心暗鬼の状況では、もはやシネマは輝きを失うのみでしたね、ザンネンッ。
フォローするわけではないけど、マフィアのボスの声帯模写(マーロン・ブランドのコルレオーネ)は上手でしたよ。
集中力散漫の後半だったので、リフレッシュになりました。
それにしても長い物まねだったな。フォローになってないか?。
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