メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮 (2015)

文字数 655文字

【はじめチョロチョロ、なかパッパ】 2015/10/23



第一部は、老いたりとはいえランナーのヨシミでつい拝見してしまったが、第二部については「見ない理由もなし・・・」という消極的姿勢だった。
ところが一気に畳みかける恐怖とアクションに結構陶酔してしまった。
第二部はパッパと炊き上がっておりました。

最近ディストピアシネマが多くなっているし、それぞれが味わい深い、興味深い。
いきおい、各シネマでは僕を驚かせる工夫を競っている。
そこでいくと、本シリーズの胆は「ランニング」だろう、やっぱり。
前作は、ランニングを前面に出していたが、今作ではお楽しみの範囲が拡大している。
実際に、若者ランナーが「今回は走らないな・・」と不満そうだが、結局は走るというより「追いかけられる」ことになる。
前作のメカニック怪獣はあまり怖くなかったが、本作の「クランク」は気持ち悪い、逃げるしかない、そう結局走るまたしても。
このクランクは2種類登場するがどっちも「Z」と違ってすばしっこいので、逃げがい、走りがいがある。

ディストピア物語として欠かせないお約束もたっぷり入っているのが第二部、
前作の欲求不満を一気に解消しているようだ。
人類を救うという妄想の権力機関、嫌味な管理者。
仲間を助けるための美しくも、悲しい自己犠牲。
壮大な(?)廃墟、かっての文明の後。
頽廃に浸る生き残りの人類。
権力に抵抗する一部の善良な集団。

本作の主人公たち少年少女は、この人類絶滅の危機の中どう生き抜くのだろうか、友達を守ることはできるのだろうか?
最終第三部、乞うご期待
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