コンフィデンスマンJP 英雄編 (2021)

文字数 559文字

【次も 何でもありでお願いします】 2022/1/20



TVドラマの劇場版、曰く「ザ・ムーヴィー」のジャンルは玉石混合だけど、本シリーズはとことん騙される愉悦に浸ることができるので合格だ。
それも第3作になる。
常連キャスティングに不幸があったり、不祥事が生じたりしたが、このドタバタ騙し合いコメディは文字通りチームプレーによってのみ成立するものだから、今作でもその基本ポリシーはびくとも揺るぐことなく、またまた僕は騙され、笑わされて劇場を後にする、CS指数の高いシネマなのである (もちろんドタバタ嫌いの方には無理が多すぎるが)。
シーリーズの特色でもある、ラストの謎解きシークエンスはいつものように、いやいつも以上に「何でもあり」の展開になる。
論理や常識はそこには無用、どうやって最終的に騙し勝つかが本シネマの脚本の目指すところだ。
今回も、その仕掛けを予測するなどという野暮はせず、シネマの流れに身を任せるだけだった。
これは一流の娯楽シネマ、無論のこと映像美とか秘めたる演技などとは程遠い、別種類の愉しさの塊になっている。
ダー子、ボクちゃん、リチャードは相変わらずの怪演競演、
ボクちゃんが好人物に思えたのは気のせいかもしれないけど。
レギュラー欠員の補充もできたみたいだから次回も大いに期待している、
何でもありの騙し合いを。
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