NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム (2016)

文字数 382文字

【闇ネットに咲く可憐な花】 2017/1/7



大学進学で悩み多いJK ちゃんがストレス解消のために踏み入れた闇ネットの世界が意外と新鮮だった。
匿名のネット民衆が金を供出してビンボーな(そして冒険好きな)若者にちょっとした肝試しを強制する。とても絵空事とは思えない緊迫感と悲壮感とやるせなさが感じられる。
実際に、これはハンガーゲームやランニングゲームなどのSFの世界ではなくリアルな現在の出来事であっても不思議はない。
こんなゲームに入っていく若者がきっといるだろう…と納得している自分がいた。
その肝試しは徐々にヒートアップし、ついには究極のレベルに到達する。
さぁ、主人公女子高生が選んだ最終の肝試しは?

シネマはラストに至って青春の甘さに結論を委ねてしまうものの、一方でネット上の匿名大衆への強い非難の思いはしっかりと残った。
ネットの闇に輝いた小さな青春の光に安堵した。
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