ボヤージュ・オブ・タイム (2016)

文字数 458文字

【覚悟してた通り】 2017/3/10



予告編から察するに、ツリー・オブ・ライフの前半部分を深めていくシネマ・・・というかコンセプト映像だろうと思っていた。
まさにその通り。
ツリー・オブ・ライフでは、不意打ちを食らって対処に困難なところがあったが、今回はしっかりと準備していた分リラックスして映像に身を任せることができた。
宇宙の母なる存在、そんなものは誰にも特定できるはずもない。
まして、その姿を映像で表現することもできない。
できることといえばマリック監督の想いを映像から読み取るだけだった。
監督の好きな川の流れの曲がり角、細胞分裂、地球の脈動などなどがぶつ切りで現れてくる。
しかし、ともすれば眠りに誘われそのまま微睡んでしまう。
これもまた本作の鑑賞態度でいいのだ。

自然実写、顕微鏡映像、CG そしてフェイク、物語のない映像が続く。
恐竜、原始人が、そんな中でいかにも親しげに目に映ったのは監督の狙い通りかな。

本作には、日本語のナレーションが入ってくる。
ぎこちない翻訳日本語、ちょっと気に触る声のトーン…無くてもよかった。
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