キングダム (2019)

文字数 550文字

【これが 一帯一路 というやつなのか】 2019/4/19



秦の始皇帝物語だそうだ、原作は知らないけど。
いわゆる中国を初めて統一した王様ビギニングが本シネマ。
無論 大昔のことなので脚色は自由自在なのだろう、多彩によく練り上げられている。

主役に 売れっ子イケメン二人を配したのも功を奏しているようだ、シネコンはそんなファンでいっぱいだ。
特に山崎さんは時代劇の枠を超えた奔放な演技で、いつもの様に息づいている。
吉沢さんも若いのにもかかわらず、いつもの渋さを振りまく。
あっ と驚かされるのが大沢さん、ハンサム俳優から大きく飛躍しそうな予感すらあった。

壮大な王宮、広がる大地、大軍閲兵式などなど、中国らしいスケールを実感させられる、VFXありと云えどもだ。
アクションの要でもある中国剣戟も、創意工夫に満ちている、VFXの力もあるが。
セット、衣装、大小道具に至るまで手抜きが見えなかった。

つまるところ、邦画の将来を担うキャスト、スタッフが集結した大きな期待のこもったシネマだと理解した。
中国でのロケーションは、だから必然だった、そしてその効果もあった。
日本人俳優が日本語で 中国の英雄物語を綴っている。
中国一般市民にも是非とも観てもらいたいものだ。
これが「一帯一路」の具体的な現象だとすれば、日本の未来も明るい。
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