プロデューサーズ (2005)

文字数 736文字

【それでもぼくは】 2007/7/8



アニメとミュージカルをシネマ鑑賞対象からはずしている。
もともと活字中毒気味のため、漫画、劇画をライバル視していたその流れでアニメは観ない。
だけど、ミュージカルに関しては、特に意識せず昔は観ていた、なにが原因で観なくなったんだろうか?
そもそもいつごろから観ていないのだろうか?
ミュージカルの定義はなんだろうか?
だめだ、そんなことを思い出したり考えるのがわずらわしい・・・感性に合わないのだろうな、一言で言えば。

今回は有料のCATV時間帯と空き時間がたまたま合致しての、掟破り再会となった。
対象外とはいえ、ミュージカル情報もはいってきているので、本ミュージカル「プロデューサー」の荒筋は予備知識があったし、好奇心程度は持っていた。

オープニングタイトルにメル・ブルックスの名前を確認し、コメディー王に敬意を表して少し居住まいを正した。
メル・ブルックス自身の当たりミュージカルだとは後から知った。
この点がミュージカル音痴たるゆえんだ。
中身は、驚いたことにメルの創作原点、簡単に言えばネタ元宝物殿だった。
反権力、反差別、そしてパロディ。

充分に楽しみました・・・・といいたいところだけど、やはりミュージカルはだめだった。
今回は、「なにゆえ僕はミュージカルを好きになれないのだろうか?」の命題を抱えての鑑賞だった。
ひとつ判明したのは、歌をフルコーラス我慢して聞くことができないという事実だった。
人生のどこかの時点から「せっかち」になったわけではないから、これはおそらくいい訳だろう。
ミュージカル好きの人に喧嘩を売ってるわけではないのですから、ご理解とご容赦をください。
本作も面白かったんだけど・・・・それでもぼくは普通のメルのコメディタイプが観たい。
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