ダージリン急行 (2007)

文字数 493文字

【兄弟っていいものです・・・?】 2008/11/15



男の子三兄弟ってどんなつながりなんだろう?
と、大きな興味で拝見した。
自分が一人っ子のせいか、兄弟の愛憎・・・というと極端だけど感情の機微のようなものが
どうしても気になっってしまう性分である。
でも、おそらく、
そんな周りの思いやりこそ大きな迷惑なんだろうな、
この三兄弟を見てると、なんとなく理解できそうだ。

父をなくした男三人兄弟が、義理の母親に会いに行く旅行シネマ。
旅する土地が印度、旅の手段がローカルな寝台車・・・とはいく分やりすぎだが、
オリエンタルな香りに包まれた神秘な風景に僕はしっかりと惑わされる。

お決まりのように、この三人は神秘も仏教も理解できそうもないイモ白人、
・・・という設定もこの愉しみを遮ることもなかった。
一方で三兄弟のドタバタを横目で眺めつつ、映像に再現される印度の旅情に浸る。
ただこれだけのシネマかと思っていると、きちんと兄弟それぞれ、心の再生まで用意されていた。やはり印度は神秘の魅惑の土地だった。

そうそう、兄弟の感情の機微には触れられたかって?
兄弟は他人の始まり、遠い親戚より近い友
・・・こんな教訓があったな。
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