僕らのミライへ逆回転 (2008)

文字数 548文字

【僕の思いいれも逆回転】 2009/3/20



ジャックシネマだという思い入れが逆回転してしまった。
原題はシネマ舞台のボロビデオショップのキャッチフレーズのようだ、
「巻き戻ししてちょうだいね」って感じかな。
まぁ、このキーワードが古きよき時代回顧とオーバーラップして
アメリカの市場経済主義をちくりと批判したいのだろうが、
ジャック起用の狙いとは微妙にずれた・・・残念だった。

時代に取り残されそうなマイナーなビデオショップ
・・・・といえば
どうしても《ハイ・フィデリティ》を連想してしまう。
自分たちでリメイクしてしまうオタクスピリッツはレアモノレコードに通じるし、
なによりジャックのエキセントリックぶりがシネマのエッセンスである点も共通している。
でも、
ストーリ見所の名作パクリシーンは期待してほどでもない。
そりゃそうだろう、そっくり真似するわけにもいかない。
僕が幼少の頃、ひとりでシネマ主人公の振りをして遊んだのと変わらない。
その意味から観客の一部にとっては懐かしいといえばそのとおりだが、
ジャックに自分を投影するほど僕はもはや純情でもない。

この違和感が全編ず~と続いていた。
シネマフリークはプアーでマイナーなのか?
ジャックがほんのちょっぴり口ずさむ「ゴーストバスターズ」のテーマを聞けただけでも良しとした。
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