さかなのこ (2022)
文字数 565文字
【ふつうなんてつまらない】 2022/9/6
のんさん主演だけど、間違いなくこれは「さかなクン」物語だとわかるし、ご本人も出演しているし・・・シネマ冒頭にジェンダー意識への警告も あったりで、やっぱり「ふつうのシネマ」ではなかった、ので実に愉快だった。
ふつうの会話も、ふつうの勉強も、ふつうの友達関係も、な~んにもふつうのことができない主人公のサクセスストーリー、サクセスストーリーは主人公がふつうでないほどカタルシスは大きいというシネマの定説は今回も正しかったようだ。
さかなクン・イメージを昇華させ、本作主人公みー坊、その先の人の生き方にまで普遍化した脚本の勝利だった。
多彩異才な前田司郎と沖田監督の叡智がしっかりと注ぎ込まれていた。
「ふつうってなに?」と問いかける主人公のつぶやきがが魚のイラストとケミカルして映像に再現される、シネマが総合芸術であるわかりやすいサンプルにもなっていた。
いやいや、
もっと単純に考える方がいいのかもしれない。
どんな子供にも教育の機会が大切であること、閉塞感いっぱいの現実生活の中でも自分を偽らないこと、すべての人間には生きていく価値があること・・・本シネマはそんな当たり前のことをギョギョっと教えてくれた。
なによりも、のんさんの演技に魅了された。
僕にとっては久しぶり、お帰りなさい。
のんさん主演だけど、間違いなくこれは「さかなクン」物語だとわかるし、ご本人も出演しているし・・・シネマ冒頭にジェンダー意識への警告も あったりで、やっぱり「ふつうのシネマ」ではなかった、ので実に愉快だった。
ふつうの会話も、ふつうの勉強も、ふつうの友達関係も、な~んにもふつうのことができない主人公のサクセスストーリー、サクセスストーリーは主人公がふつうでないほどカタルシスは大きいというシネマの定説は今回も正しかったようだ。
さかなクン・イメージを昇華させ、本作主人公みー坊、その先の人の生き方にまで普遍化した脚本の勝利だった。
多彩異才な前田司郎と沖田監督の叡智がしっかりと注ぎ込まれていた。
「ふつうってなに?」と問いかける主人公のつぶやきがが魚のイラストとケミカルして映像に再現される、シネマが総合芸術であるわかりやすいサンプルにもなっていた。
いやいや、
もっと単純に考える方がいいのかもしれない。
どんな子供にも教育の機会が大切であること、閉塞感いっぱいの現実生活の中でも自分を偽らないこと、すべての人間には生きていく価値があること・・・本シネマはそんな当たり前のことをギョギョっと教えてくれた。
なによりも、のんさんの演技に魅了された。
僕にとっては久しぶり、お帰りなさい。