初恋 (2019)

文字数 431文字

【豪華正統派エンターテイメント】 2010/2/28



どちらかというとバイアスの深い香りが特徴の三池フィルム、
さて今作はいかがだったか?
一言でいえばヤクザ対中国マフィア抗争に巻き込まれる若きボクサーの物語、
いたって正統派だった。

いわゆる「ヒーロー巻き込まれ型サスペンスアクション」ではあるが、
いつもの様に多数の魅力的な俳優さんが集結していた。
染谷将太、大森南朋、内野聖陽らの曲者芸達者たちが幾分コミカルに裏社会に生きる男どもを嬉々として演じていた。
本作の話題のひとつらしいベッキーの汚れ役、
俳優のレベル云々はさておいて文字通りの体当たり演技には脱帽した。

物語りは実はよく練られていて意外な展開が続く中で、
ヤクザと中国マフィアの遺恨晴らし、
裏切りの数々、汚職警官、家庭内虐待、そしてあっと驚くご都合主義の結末。

安心して観ることができる正統派エンターテイメントシネマ。
人が大勢死んでいく中、若干酷いシーンも出てくるが、今様の刺激でもある。
窪田正孝さん、クールでしたね。
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