それでもボクはやってない (2007)

文字数 525文字

【むちゃくちゃ】 2007/2/11



こんなこと、無茶苦茶だとしか思えない。

冤罪自体当然無茶苦茶のことだ。
僕が感じたのは冤罪になる可能性を排除する機能があるものだと思っていた司法に、そんなものがないという無茶苦茶さ加減である。
恐らくは、司法関係者なんて世の中にたくさんいるとも思えないから、このシネマで普通の市民はこの無茶苦茶具合を知ることができたはずだ。まずは周防監督に感謝しよう。

さて、じゃ~現実を知った僕らはこのような不条理にどう対処すればいいのか・・・が大きな課題となった。
裁判沙汰にかかわらない生活をまっとうする・・・というのが結論といえば言えそうだ。
そしてこの主人公のケースは事故のようなもの、不幸としてあきらめるという手もある。
いや、論点がずれているな、事故にあったときどう対処するかが今シネマのテーマだ。
よ~く、考えても妙案は無い。すでに見事にこのシネマがそれが立証している。
冤罪に差は無いとはいえ、もっと重罪の冤罪を想定したとき、背筋が凍る思いがする。

やはり、こんなこと、無茶苦茶だとしか思えない。
楽しめる一刻も無いシネマだったが、息をつめて観させていただいた。
本当に役に立つシネマです、改めて製作に関わったすべての皆様に感謝します。
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