センチメンタル・アドベンチャー (1986)

文字数 503文字

【ウェスタンは永遠に】 2011/2/15



クリントが扮するのは中年のカントリーウェスタン歌手、うらぶれてしまった彼は最後の賭けとして、ナッシュビルのオーディションに向かう。
なんと、クリントはシネマのなかで実際に歌っている。なかなか良い声だが、
小さい頃はJAZZピアニストになる夢を持っていた彼がカントリーウェスタンとは?

どうやらこの謎の鍵は道中の連れとなる甥っこだった。甥を演じたのは当時14歳の長男のカイル・イーストウッド、《硫黄島からの手紙》では音楽を担当していた。
クリントは長男と共演したくてこの企画を採用したのかな?
まさかそんなことは無いだろうけど、実際、親子ツーショト演技の際に彼が照れてるような気がするけど・・。
さて、お話は最後に念願のレコードを録音して主人公は死んでしまうのだが、この時期ダーティーハリーでカリスマスターになっているクリントが死にそうに見えないのには困ったものだし、随所にダーティー・ハリーのギャグらしきものが仕込まれてるのも、当時の事情からしてご愛嬌か。

実は冒頭シーンが《アウトロー》に酷似している。これは1930年のウェスタンなのだ。
さすが、西部を愛するクリントならでは。
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