unknown アンノウン (2006)

文字数 856文字

【大きなおまけが複数】 2007/7/16



Yahoo映画の解説によると:
廃棄工場に閉じ込められた記憶喪失の男5人が、それぞれの記憶をめぐって駆け引きを繰り広げるサスペンススリラー・・・・・(中略)誘拐犯と人質であるという記憶を失っていた.

小さい頃から観てきたシネマ鑑賞法の基本は、「予断を持たない」こと。
そんな僕だって、この解説ぐらいは読んでDVDレンタルする。
その際の嘘偽りのない心境をまず吐露しておこう;

●全員が記憶喪失だと!? ⇒ いいねぇ、いかにもシネマ的簡略だね。
●そうすると、誰が誘拐犯? ⇒ って観客巻き込み型推理ものかな?
●途中から、記憶が戻ってくる??⇒ またまた都合よく緊張感高揚設定になってるね。
●5人が対立するんだろうな?殺しあったりするかな? ⇒ 意図的な暴力って好きじゃないな。
●でもそれがないと、結構地味な性格描写シネマかな? ⇒ それも面白そうだけどマニアックじゃいやだな。
●それにしては実力派の俳優がそろってるな! ⇒ まぁ観ても損はないだろう。

以上のような精神的葛藤を経て、拝見しました。
予想以上、いや予想外の面白さでした。
やはり、シネマは俳優が上手なことが基本でしたね。メインの男優たちも、紅一点の女優もウマイ。そして肝心の《誰が犯人か?あてっこゲーム》には大きなおまけが複数くっついてきます。

!!!  ここからは本編を観ていない方はご退場ください。 !!!

・・・と言うほどのたいしたこと、ネタバレを申し上げるわけではありません。
でもどうしてもこれだけを:
主人公は、最後の最後に女性を裏切るのは、
保身のため?
それとも使命感のため?
同僚がふと漏らした「彼のサバイバル本能」はどっちのサバイバルなんだったのかな?

僕の受け取り方は:
どちらでもなかった.
一緒に戦った、そして信頼してくれた社長への罪滅ぼしが彼をして女を裏切らせた。
きっとこの後自首したことだろう、男の友情物語だ
・・・なんて勝手な思い込みができるのがシネマのお楽しみだ。

いやはや、単純な《どんでん返し作品》ではなった。
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