の・ようなもの のようなもの (2015)

文字数 484文字

【森田さん のようなもの】 2016/1/18



35年前の本編の続きを監督没後に制作する・・・これは美談だ。
その現場に集った者たちは、監督とは縁もゆかりも深い人々
・・・というのも感じるところが多い。
なにより、35年前のメインキャストがそのままで、
本シネマに登場する・・・当時みんな若かったことを思い知る。

森田監督劇場用本編第1作だった「の、ようなもの」では
監督もスタッフもキャストも若くみんなシネマづくりが大好きだった。

今シネマの杉山監督は当時の助監督、
尾藤イサオさんのエンディングソングが若々しい一方、
ご本人、でんでん、内海桂子の面々は経年の渋みを輝かせてくれる。
キャスティングは、森田シネマ史に強くこだわっている。
加えて、
ワンカットでゲスト出演するキラ星のような過去の主演俳優たち、
森田さんへの熱い思いが、ヒシヒシと伝わってくる。
そのすべてを背負った松山ケンイチさんは、「の、ようなもの」再現の象徴だった。

すべての森田作品を観ているわけではないが、
本シネマは丸ごと森田芳光、「森田さんのようなもの」。

老婆心:
ゲストで観たかったのはジュリー、
優作さんは仕方ないけどね。

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