アンチャーテッド (2022)

文字数 992文字

【継ぐのは誰?】 2022/3/15



PS原作との事前情報があった。
PSはじめゲームにはまるで縁のない身としては、そんな貴重なコンテンツをスクリーンで拝見できる機会を逃すわけにはいかなかった。
ここまでが事前情報のすべて、いつものように素手でシネマに挑戦した。
トム・ホランドとマーク・ウォルバーグのトレジャー・ハンティングコンビの物語、間違いなくシリーズになる様子だ、「つづく」で本作は終わる。

トレジャー・ハンティングシネマと言えば、化け物シリーズ「インディ・ジョ-ンズ」、まだ続いていくらしいことを本作のおかげで知った、後知恵というやつだ。
インディ・ジョーンズ・シリーズは1981年から2008年まで27年間で4作だから寡作シリーズ、だが本編一本一本が上質な仕上がりなのは、スピルバーグとルーカスが手を携えているのだから至極当たり前なことなのだった。
その第5作が控えているとのことを本作のおかげで気付くことになったが、何とハリソン・フォードがそのまま引き継ぐという、ちょっとしたホラー・アクションになりはしないかと心配している、大きなお世話であろうが。

僕が申し上げたいのは、かようにトレジャー・ハンティングシネマにおいては、主人公(演技者)の魅力が大きなパワーになるということだ。
2004年~2007年の「ナショナル・トレジャー」シリーズでは、意表を突くようなお宝を巡るミステリーに圧倒された一方で、主演のニコラス・ケイジには最後までシンクロできない苛立たしさを感じた記憶がある。
ニコラスには底抜けのヒーローが似合わない何かがあったということだろう。

いつものように前置きが長くなってしまったが、では本作「アンチャーテッド」のお二人はどうだったか?
トム・ホランドの若さが良い、アシストに位置するマークの渋みがそこで生きてきている。
インディ・ジョーンズに立ち向かうには二人が力を合わせるしかないという開き直り(?)も潔い。
物語りについては僕が物申すこともない、PSで人気なエピソードなのだろう、たくさん楽しみ、驚き、手に汗を握った。
荒唐無稽と血沸き肉躍る・・・という誉め言葉は失礼なのかな?
マスクをして、息を潜めて二時間、パンデミックの中でのエンターテイメントはシンプルに越したことはない。

さて、ネイト&サリーがインディ・ジョーンズを継ぐことになるのか?
また一つ、シネマのお愉しみが増えた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み