ヘイル、シーザー! (2016)

文字数 440文字

【狐につままれた】 2016/5/14



今朝の「目覚まし土曜日 映画ランキング」に影も見えなかったので変だなと思った。
さては、よほどの皮肉っぽい出来上がりのブラックコメディなのかと密かに期待すらしていた。
残念ながら、そんな期待は見事に裏切られてしまった。

懸命に理解ししようと努力した結果、
本シネマは映画讃歌の変形なのだろう・・・。
時代はハリウッド赤狩り直前、共産主義がハリウッド映画産業内に横溢していたころ。
シネマは芸術であり国民の健全な娯楽であるとの信念を持った一人の撮影所用心棒の目から見たハリウッドが描かれる。
色恋スキャンダル、無能な俳優、オーナーの横暴、マスコミ対策・・・すべてに対処する用心棒。
この古き良き映画産業の化身ともいえる主人公はじめ裏方が、きらびやかなスターや監督を支えているという物語。

誠に残念ながら、細かなエピソードをつないでみても、ノスタルジアにもコメディにも繋がらなかった。
実在の俳優や監督を思い浮かべてみる楽しみもなかった。

全く刺激のないシネマだった。
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