泥棒役者 (2017)

文字数 480文字

【絶好調 西田ワールド】 2017/11/20



一軒家のなかでのシチュエイション・コメディ、どうしても閉塞感溢れる流れとなる。
それを感じさせないイントロの畳みかける登場人物紹介がお見事だった。
脚本・演出の西田ワールドを心行くまま満喫できる。

シネマとしての出来は、しかしながら結局のところ演じる俳優たちに委ねるしかないのだけれど。それにこたえてくれるのが、これまた西田ファミリーの熟練の曲者役者一団だ。(小野寺 弟・姉まで引っ張り出していた!)
市村正親さん、ユースケ・サンタマリアさんの個性の強い演技を丸山隆平さんが受け止め受け止め受け止める、
このパターンは、数少ない非コメディパートで高畑充希さんに突っ込まれ続けるシーンでも有効だった。
器用なアイドルの上手な使い方のお手本のようだった、これも西田メソッドの勝利なのか?

シチュエイション・コメディには欠かせないリピートギャグを宮川大輔さんが好演し、エピローグでの重要な締めくくりをしている。
《まだオワッチャニャーイ》 ってね。

本当に悪い人なんていない、みんなハッピーという気分を疑似体験できるのはコメディならでは。
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