蜘蛛の巣を払う女 (2018) 

文字数 553文字

【「ミレニアム」よ続け どこまでも】  2019/1/12



ハリウッド作品としては2本目、
前作がリメイクだったのに対して今シネマはピカピカの新作だ。
「ミレニアム」シリ-ズのくせにミレニアムの状況がなおざりにされ、
リスベット中心の展開なのは原作通り。
いや、原作以上にリスベット中心のシネマ作法になっていた。
というのも、4作目からは原作者が交代、そ
の新ミレニアム第1作としての意気込みがそのまま映像になっている。

キャスティングも大幅に変わっている。
三代目リスベットはクレア・フォイ、今までと異なるのは表情の裡にある「あどけなさ」。
リスベットの純情をクレア・フォイが的確に表現していた。
今作でもリスベットは女性虐待の男どもをコテンパンに成敗し、
そして群がる悪党共も蹴散らしていく。
そのスーパーウーマンぶりは相変わらず健在、僕のお楽しみはしっかりと約束されていた。
双子の妹 カミラ役でシルヴィア・フークスが抜擢されている、
「鑑定士と顔のない依頼人」以来のお気に入りの彼女の冷淡な悪女ぶりにこれまた驚いた。

リスベット物語らしい 生きのいい美女が映像においても活躍している。
ミカエルはじめ男性陣が冴えない顔色だったのと対照的だった。

ミレニアムは第5作まで原作は出来上がている、
このスタイルでシネマでまた会えるといいな。
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