スーサイド・スクワッド (2016)

文字数 650文字

【あぁ健気 ベン・アフレック】 2016/9/10



DCコミックスのヒーローオールスターシネマを観るモチヴェーションはいかなるものか?と観終わった後自問してみた。
僕の場合は、ジャレッド・レトーのジョーカーは、果たしてヒース・レジャーのそれを超えたのかという興味だけだった。
その結果;
名優二人の評価をしようということが烏滸がましいことに、結局落ち着いてしまったのは当然のことだった。
ジャレッド・ジョーカーはフルメイクアップにより、外観の個性を一切消し去りハーレイへの狂気の愛に集中していた。
コミックの原点に忠実な演技構成だった。

残りのヒーローたちは、僕があまり詳しく知らないからだろう、共感を感じることもなかったが、もっともみんな悪人なのだからそれも仕方なし。
リーダーのウィル・スミスに至っては、暗殺者ジェイソン・ボーンなみの良い奴、しかしステレオタイプだった。
マーゴット・ロビー演じるハーレイに至っては可愛すぎて何しても許されそうだった。
気になったのが、隊長のボディガードで登場する日本人女性剣士カタナ、微かにDCが日本マーケットを意識している証しなのだろうか。
それにしては手抜きの日本シーンだったな、観ていて恥ずかしい。

ということで、ヒーロ(アンチヒーロー?)全員集合の陥りやすい弊害である、メリハリに欠ける展開が最後まで続くので我慢が必要だろう。

DCコミックスのドン、スーパーマンの去った後、その重責を一身にせったのが、バッドマンだった。
出番の少ない本作に律儀に顔出すベン・アフレックが健気だった。
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