パーティで女の子に話しかけるには (2017)

文字数 552文字

【《パンク と 宇宙人》 】 2017/12/6



1970年代後半のパンク少年が経験した48時間の恋物語、それもお相手は宇宙人。
カ・ワ・ユ・イ宇宙人を演じるエル・ファニングのヒロインシネマには違いないが、見所は少ないながら無いことはない。

パンク少年(年齢不詳の怪しげな少年)を演じるアレックス・シャープは、エル・ファニングと真正面から演技対決していた。
これからが気になる俳優さんの一人になった。

ストーリーはボーイミーツガールの枠からはみ出していないものの、宇宙をさまようコロニー住人たちをとおして、地球の未来を憂いてみせるなどの心優しい批判も含ませている。
地球は宇宙にとってどんな価値があるのか?

パンク・プロデューサー(ニコール・キッドマン)の哀しみと達観、パンクへの強烈で心優しい想いが感じられた。
メジャーになったらパンクじゃない!

シネマの底流には、当時のイギリス王室に対する敬愛と自慢、しかしながら経済不振の英国病への憂いがあった。
二人の奇妙なラブストーリーは、今またあらたに難局を迎えた英国へのエールだったのか?
英国よ永遠なれ・・・ってね。

老婆心:
シネマの細部を気にしない製作作法と、手抜き製作とは違う。
宇宙人の衣装の陳腐さ、右側通行のイギリス…などなど意識の低さ、もしくは資金力の低さが気になった。
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