サムサッカー　（２００５）

【君は甘い､でも頑張りなさい】　2007/2/12



不親切なタイトルだし、愛想も無いね。　
ＴＨＵＭＢＳＵＣＫＥＲ　親指おしゃぶり（する人）の意味だけど、もう少し適切な邦題を考えて欲しかったなぁ～。
僕だったら《親指の青春》、《旅立ちの親指》なんてのを提案するけど・・イケテナイ？
つまり指しゃぶりの治らない主人公ジャスティン17歳の青々しい思春期のお話ではあります。

前略　ジャスティン君へ
ジャスティン、君は気立てのいい男の子だ、でも僕に言わせれば「甘っちょろい」の一言。
父マイク、母オードリー（ティルダ・スウィントン）、なんと弟のジョエルまでが君に気遣ってるのに、察する優しさすら持ち合わせない君は、ほんとに能天気野郎だね。
自分だけが青春の悩みを持ってると勘違いするのは君だけではないので、おかげさまでこのようにシネマとしても成立するわけだけど、甘いね～。
お母さんの献身を疑ったりするのも、子供にありがちな嫉妬なんだけど、これは早く気付いてくれてありがとう。
お父さんはどこの国でも不器用なんだよ、君が父親になった時同じように途方にくれたりしないよう、忘れずによく覚えておいて欲しい。
弟にはとりあえず謝れ。
最初のガールフレンドとは、こんな顛末にんるものだ、落ち込むことはない。
少しきついことをいったけど、自分でニューヨ－クにいくことを決めたことは、褒めてあげたい。
そう、人生は自分の足で踏み出すことでしか、前には進まないんだ。
親指者しゃぶってる場合じゃないよ、まずはアクションだ。
追伸：
そうそう、えらそうなこといってた歯医者（キアヌ・リーブス）にもたまには連絡しなさい。