ハード・コア (2018)

文字数 413文字

【日本で生きるか  それとも?】 2018/11/28



コミュニケーション障害なのか人と付き合えない青年、右翼団体に飼われる。
厭世観に満ちた商社マンの弟、お金の価値しか信用できない。
受験ノイローゼから心神喪失した無垢な青年、ロボットとは交感できる。
鬱積した日本社会から脱することを願いながら、おかしな運命に巻き込まれる3人。
その3人が巡り逢ったのが最新のAI搭載ロボット、ロボオ君。

実にヘンテコリンなストーリーだが、登場人物みんなが見事に今の日本の閉塞感を体現している。
日本将来の不安材料が断片的とはいえシネマのなかにばらまかれていた。
映像としては、ほとんど廃屋とわびしいアパート、埋蔵金発掘の洞窟・・・・
と気分は余計滅入るばかり。
せめて山田、佐藤の美形をと期待してもこれもなし。
荒川良々さんがこの男前ペアーを食いちぎってしまうのだから。

シネマからのメッセージは「生きがい」、
今その「生きがい」がなかなか見つからない日本なのだ。
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