スノーホワイト (2012)

文字数 595文字

【アンチエイジングだ、文句あっか?】 2012/6/16



僕が記憶していた《白雪姫》での肝は、「誰がこの世で一番きれい?」というビューティコンテストだった。・・・のだけども、本作では老化による美貌劣化を食い止める、今流行りの「アンチエイジング」が裏のテーマになっていた。
前言訂正、裏ではなくて表のテーマ、それも終始一貫した【不老】への切ない願いが全編を支配していた。

当然の流れとして、メインストリームは魔女女王(シャーリーズ・セロン)の飽くなきアンチエイジング悪行に流れていく。
観客としてはアカデミー女優の安心できる「悪女」演技をたっぷりと楽しめる。
若い美女のエッセンスを吸い取って若返るのはエロ親父だけかと思っていたが、魔女も同じタイプ、結構せこいことがわかった。
その魔女が老けたり、また若返ったり、魔法が切れて悶絶したり・・・ここはシャーリーズ・セロンの独壇場だ。
美女優大好きの僕は、老け顔には少々ショックを受けたが、彼女ならではのガッツ・ビューティーをたっぷり堪能した。
シャ-リーズ・セロンのおかげで何日か長生きしたようだった。
あぁ、シネマはアンチエイジングなり。

老婆心:
クリステン・スチュワートは白雪姫だと何度も思い込んだけど、そうは見えなかった、ゴメン。
ウィリアムを演じたサム・クラフリンは唯一スノーホワイトの世界に溶け込んでいた、美形だし。
小人は7人だと思ってたけど8人いたっけ?
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