スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (2019)

文字数 550文字

【「正義が勝つ」、現実もそうなるといいな。】 2019/12/20



主人公が自分の名を名乗るだけでホロリときたのは今作と「007カジノロワイヤル」だけだ。
ダニエル・クレイグがとても自慢そうに「ジェームス・ボンド」と言った瞬間、
僕はボンドが戻ってきたと思い泣けた。
そして、
シリーズ最終作の本シネマの最後の最後にレイが発した自分の名前は、
この40年余の物語の始まりに戻る感動の名乗りになった。

28歳の働き盛りが仕事をさぼって観たのが第1作エピソード4、
そして古希のいまその終幕を見収めるロングベストセラーシネマもやっと、
ホントにやっと終わったという感慨のみだ。
最後の3エピソードは明らかに次世代のためそして新しいマーケットのために
衣替えをしたけれど、継続することの意義を僕は称えてみたい。

スペースオペラを本編の銀幕に描いた快挙から、
VFXの進化に伴う宇宙空間の細密化、
家族の血脈の愛と哀しみ、
宇宙世界の多様性、
この40余年とともに、いやちょっとだけ先走って物語は進化してきた。

そしてこの最終エピソードで、究極の悪が正義に倒される。
複雑な現実の世界情勢で求められているのは、
もしかしてこの「正義」なのではないだろうか?

古くからの俳優が全員登場するスペシャルサービス、
ありきたりではあるが
「長い間ありがとう」。
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