ダークナイト (2008)  

文字数 699文字

【磐石の活劇シリーズ、絶好調】 2008/8/3



3年前に感激した脱コミック、シリアス路線が、ジョーカー登場でどうなるか?
これが僕の大きな懸念でした。
大丈夫でした、前作に引き続き、正統派活劇に仕上がってました。

問題のヒース・レジャー演じるジョーカーはサイコキラーとして位置づけられ、
そこいらのマフィアを手玉に取る悪辣振りには感服しました。
この「悪 vs ヒーローバットマン」の構図に留まらず「光の騎士」と呼ばれる
正義の軸を設定したのが第2話の見所になっています。
「光の騎士」の対極が「ダークナイト(闇の騎士)」という優れた構成なのです。

最後までタイトルが出なかったので、例によって予備知識を持たない僕は
「暗い夜(ダークナイト)」がタイトルだとばかり思っていた大勘違いでした。

では「闇の騎士」の意味するものは何なのか?
第2話では、バットマンも崇高な理想を追い求めるだけでは立ち行かなくなります。
人間は「闇と光」の両面を併せ持つ精神欠陥を矯正できないのでしょうか?
ジョーカーの悪意に光を見失うゴッサムシティの人々、
希望である光の騎士にも、そのジョーカーが迫る・・・・
果たしてゴッサムシティの運命やいかに。

第一話が、バットマン誕生秘話、
第二話では、バットマンの生きる世界が決定付けられます、
そして・・・第三話がもう待ち遠しい。

マイケル・ケイン、モーガンフリーマンにがっちりガードされたクリスチャン・ベール。
このコンビは磐石でしょう。
悔やみきれないヒースの喪失・・・その想いをさらに強く感じました。

老婆心:
ケイティ・ホームズに逢えないのはなんとも寂しい。
ケイティだからバットマンだって頑張るのだと思うけどね。

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