ホビット 決戦のゆくえ (2014)

文字数 449文字

【華麗なるレゴラス様】 2014/12/21



帝王のドラゴンが死んでしまうと、小物たちがその財宝を狙って殺し合いする。
なんだかこれからの世界情勢を皮肉っているようだな。

原題の「5軍の戦争」のとおり混沌の殺戮がシネマの大部分を占めている。
お家再興を悲願とする(チビ)ドワーフ族、故郷を破壊された(弱い)人間族、秘法を取り戻したい(イケメン)エルフ族、気味の悪い(悪面)闇族が入り乱れる。
クライマックスはチビの王と巨大な化け物親分との一騎打ち。
シネマ史上にも残ろうかという名バトルになっているが、おそらくは僕の記憶にそう長くはとどまっていないだろう。
ファンタジー作品とはいえ、チンチクリンと化け物の決闘シーンはオシャレとは言えない。
タウリエルとキーリの族を越えた恋愛も感動的だけど、手をつなぐシーンも様にならないでしょうが。
結局、オーリー様の華麗なるアクションと爽やかな言動に見とれてしまう僕は俗物なのだろう、きっと。

三部作から学んだこと:暴力に満ちた世界で生き残るのは姿を消してひっそりと生きるのみ也。
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