D-WARS ディー・ウォーズ  (2007)

文字数 658文字

【後味悪い、眠れない】 2008/11/29



D-WARSのDとはドラゴンのDだってことも知らないぐらいだから、
本作が韓国シネマだってことなんか全く知らなかった。
日ごろ、韓国シネマアレルギーを自慢していると、たまにこういうしっぺ返しを受ける。

おまけに、本作の後味は《トランスフォーマー》に酷似していた。
怪獣モノでも戦隊モノでもいいけど、似たような固体同士が闘っていると、
最後にどっちが勝利したのか不明になるという致命的な方向喪失に今回も陥ってしまった、後味悪い。
いまだに、正義が勝ったのか、はたまた無念の涙をのんだのか不明のままである、
今夜はとても眠れそうもない。

誤解を招かないよう念のために付け加えると、
本シネマが《トランスフォーマー》に似てると前述したが、
ディーテイルにお金をかけなかったところがスピルバーグとは大きく違ってはいる。
CGコストには惜しげもなく費やしたものの、シネマの骨にあたるストーリー、演出がガス欠気味だった。
韓国伝説パート(イントロ部分)の方が本筋より面白く感じてしまっては、本末転倒もいいところだ。
印象でしかないが、ハリウッド演技人も明確な指示なしで戸惑っていたように感じたが、穿ち過ぎだろうか?

くどくなるが、
CGはじめSFXがまず初めにありきのシネマという点では韓国版(トランスフォーマー)
それも、いく分勘違い気味の国威発揚精神が過熱している。
僕の韓国シネマアレルギーの最たる症状は「くどさ免疫力不足」なのだが、
今回も見事発症した。

それにしても、悪いドラゴンが勝った様にしか見えなかったのだけど・・・後味悪い。
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