エンダーのゲーム (2013)

文字数 563文字

【人類に希望を】 2014/1/26



「あの リトル・ミス・サンシャインが出てるよ、それに美人だよ」と友人に言われてシネコンに足を運んだ。
本当は、迷っていたところだった。
SFだし、戦争ものだし観たいけど・・・ただし子供向けなのかも・・・という懸念があった。

結論:見逃さなくてよかった。

先ずゼロ・グラヴィティにおける少年兵の戦闘訓練は前代未観、主人公のリーダー資質を簡潔に暗示してくれた。
そうなんだ、このシネマのテーマは「究極のリーダーとは何者?」だった。
SFらしく、出生時からその資質を管理され、段階的に登用試験が実施され、いわゆる飛び級的プロモーションもある。
しかし、このシステムはあくまでも年長者(大人)の概念にもとづいている。
この大人の発想が、きわめてアメリカ的なのが,わかりやすくメタファーされていた。
将来人類に脅威となるものはその種を絶滅させる、
決して共存を志向することはない。
過去の痛手から得るものは「復讐」のみ、
やられたらやり返せ、
やり返さないように徹底的に処分する。
はて、どこかで聞いた「テロとの戦い」にかぶってくるところがあるような気がした。

この大人(大国)の理論により大きな傷を受ける主人公。
しかしSFらしく、エンディングは「小さな希望」が灯り、光り続ける。
それは僕がこれからの地球生命に託した想いでもある。
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