ジョン・ウィック:チャプター2 (2017)

文字数 669文字

【最後までブースター全開、キアヌ代表作に】 2017/7/7



オープニングクレジット前のアクションが壮絶ブースターだと思ったら、
単なるイントロダクションにしか過ぎなかった。
この前説で前作のけりをつけ、
さぁ行くぜチャプター2、ブースター第2弾、第3弾・・・に点火する。

そのあとは、期待通りの近接ボディコンタクト銃撃戦のオンパレード、
各種きめ技が披露される。
最初から何人撃ち殺すのかなどは前作の時からきっぱりとあきらめているが、
印象では前回以上の記録になっているはずだ。

このようなアクションだけで2作目が持ちこたえられるものなのか?
それが僕の唯一の懸念だったが、これもあっさりと解消される。
第1作がきわめて個人的な理由から怒りを爆発させるジョン・ウィックだとすれば、
今作は組織対個人、規則対人情、憎しみ対理性の
オーソドックスな構図が物語を引き締め高めている。
ジョン・ウィックが掟と義理と人情の板挟みに追い込められるところが共感を呼び起こす、
少なくとも僕はそうだった。
またそこには入念に仕組まれた伏線(らしき)が重要ポイントに仕組まれる、
シリーズ長期戦の様相である。

いやはや、とんでもないシリーズに化けてしまったものだ。
犬が重要な役割を持っている、そこに加わったのがNYの闇のホームレスパワー。
ホームレスに優しいキアヌ・リーブスという報道を聞いていたが、
そのホームレスとのアライアンスが今後どうなるのか?

無口で人見知り、犬と仲良し、ホームレスを味方にする孤高の殺し屋ジョン・ウィック
・・・キアヌの代表作(シリーズ)になった
次回作がもう待ち遠しい。

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