アイアンマン3 (2013)

文字数 820文字

【大人のコミック って感じ】 2013/5/11



繰り返しになるがIRONMAN FINISHER として本シリーズは義理鑑賞でもあるし、見逃したくも無い・・・複雑?
コミックを一生懸命実写化し、なおかつリアル感を醸成しようとする努力を諦めないところは好感度高し。その反面、《やっぱ、やってられないよね・・」てな気を抜いた楽屋落ちシーンも満載していて、それもちょっぴり愉快。

前2作も、なんとアベンジャーズもその内容をほとんど忘却しているのもコミックのいいところか?それとも単なるボケ進行中か?

今作は、アイアンマンの無力に、人類を救えなかったことに悩みノイローゼになったアイアンマンのお話。
アイアンマンのモノローグは心理カウンセラーへの告白だったことが、エンディングタイトル後のサービスカットで判明する。
アイアンマンがセラピーを受ける・・・大いに笑わせてもらったし、次回作での変身が楽しみになった。なにせ、現代人は心理カウンセリングを受けて、より強く人生に邁進するのだそうだから。

今回の敵は、このアイアンマンの告白によるとアイアンマンが創造したとのこと・・・なるほど恐怖は自分の中に生まれる。
ライフサイエンスには不明な僕なので、ips細胞のようなもので人間を最強のミュータントに作りかえるとか、失った手足なども簡単に再生できるとかを荒唐無稽のお話とは思えなかった。
同じように、テロリストが処刑シーンをスタジオで製作していたというのもありえないことでもないと思っている。
人は自分の中に恐怖と弱点を作るものだから。

なにやら、斜に構えた《アイアンマン3》の皮肉が、それなりの文明批判になっていて、最後にちょっと感心したりした。楽屋落ちシネマだけに、常連俳優以外の役者たちもユニークだった。
特に ベン・キングズレーが舞台出身だけにオーバーアクションの売れない役者、薬のためにテロリストの親玉を演じるこれでいいのか? いいのだ。

次回作も義理で観たいものだ。
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