空母いぶき (2019) 

文字数 521文字

【首相も自衛隊も これならOK】  2019/5/24



あと3年首相を続けてください、垂水総理。
あなたこそは、日本憲法の番人であり世界平和の守護神です。

秋津艦長 あなたの自己犠牲の精神こそ自衛隊の鏡です。
新波副長 ゆるぎない専守防衛のお立場は国民の安心です。
すべての自衛官の献身と技能に感謝します。

というわけで、本シネマは「自衛隊と平和憲法」のヴィジュアル教育講座だった。

少しだけ、戦闘アクションを期待していた自分がいたが、
コンセプト重視の方が優れていた、
観終わった後改めて「平和の困難」を思い知ることになったのだから。

自衛のための戦闘にこだわる日本人、
実際にそんなトラブルに遭遇した時も彼らのように冷静になっていたいもの
・・・・とつくづく思う。
戦争は、政治家や軍人が引き起こすものではない、
それは国民の意思、それも強力な圧力になったときに暴発する。

本シネマのヒーローたちはみんな立派だった。
武力で敵を圧倒することなく、敵の死を畏れ、仲間の敵討ちに心を曇らせない自衛官。
平和憲法の価値と重みを体現し、大国のエゴを収め、敵の利益との合意点を探る政治家・官僚。

現実世界も彼らのようであればいいのだけど。

老婆心:
佐藤浩市さんの垂水首相、名演でした。
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