スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017)

文字数 662文字

 【新旧交代、もたついたね】 2017/12/18



《フォースの覚醒》では懐かしいハン・ソロ、ルーク、レイアに再会し いたく感動した。
そこで僕が勝手に判断したことは現実人生にも通じる「決別と再生」の美しさ、醜さだった。
そのためにハン・ソロは命を差し出し、キャリー・フィッシャーは実際に逝ってしまった。

そして本作「最後のジェダイ」、
残ったルークがきっと再生の狂言回し担当になることと予想していた、
なんと云ってもタイトルが意味深なのだから。
しかしながら、終わってみれば狂言回し役が中央にデンと控えていた、
消え去るべき老兵のあがきが見苦しいと思うのは、失礼なのだろうか?

《フォース》、《ジェダイ》と続くこのエピソード群は
《レイとレン物語》であることは間違いない。
真中に当たる本エピソードが前後エピソードをつなぐ難しい位置づけにあることを実感する、
それにしても、新旧交代コンセプトの繰り返しと念押しは少し度が過ぎた。

話を少しそれるが、昨年大変感動した《ローグワン》が亡霊のようによみがえる。
お恥ずかしい話だが、この名作をはさんだため僕は本エピソード群の中で、
迷子になってしまった、ちょっとだけだが。
それほどまでにローグワンの登場人物の個性が
本家筋の彼らより強烈だったということなのだろう。

さて、
スター・ウォーズ・シリーズの歴史でかってなかった少数派になってしまった
共和国軍(いや革命軍かな)。
ラストエピソードでどれほどエキサイティングなクラマックスを見せてくれるのか
楽しみになってくる。
その意味でこの中だるみエピソードは有意義だった。

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