キャロル (2015) 

文字数 336文字

【祈る、「主演・助演 ダブル受賞」】 2016/2/12



ラストシーン、お二人の表情に唸ってしまった。
半世紀以上前に ホモセクシュアルが世の中でどのように取り扱われていたか?
そんな時代に自分を偽ることはできないと決意した二人の物語だった。

この古くからの問題、21世紀の現代ですら、
まだまだすべての人間の心に受け入れられているわけでもない。
その論議がようやくオープンに認められてきた…と言うくらいの進展だろう。

1950年代、第二次大戦後の女性の権利拡大、
社会への進出が映像で再現されるなか、
二人の出逢いから挫折、葛藤、決意、再生が二人の女優のクローズアップで綴られていく。
恋する二人、ケイトの老練さ、ルーニーの純粋さ、どちらも眩しかった。
二人の女優の競演、見逃してはいけない。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み