僕のワンダフル・ジャーニー (2019)

文字数 633文字

【続編? リメイク? ドッグ裁シネマ?】 2019/9/14



ドッグの好きな人達しか見ないだろうシネマ、
僕のようにドッグが家族の一員で、
それが今作のキードッグであるビーグルだったひには評価は最高に決まっている。

ラッセ・ハルストレムは今回は製作担当、
とはいえ独裁者のように続編も彼のドッグへの深い愛に満ち満ちている。
続編であるが、内容は前作の繰り返しなので観客をなめているのか?
という叱責が出そうだが、出ない、絶対に。
前作同様、本シネマは人類が思う「ドッグ」の理想象を
人類が勝手に決めて美化したものだから。
ドッグはその一生において、愛する飼い主に尽くすことを何より喜んでいる
…はずだという理想象を。

さらに欲張りなことには、
ドッグはその使命を何度も生まれ変わっても果たしてくれるものだという夢さえも。

今作でも前作同様 忠実なドッグは4回生まれ変わって前作のご主人の孫娘を守ろうとする、
そして守りきる。
ドッグのために細やかなエピソードが用意されている、
そこでドックの貢献度や厳しい現状を知るという教育的付録もあったりする。
安楽死、癌探知犬、里親制度、殺処分…もっともこれらは前作の焼き直しでもあるけど。

ベイリー、モリー、ビッグ、マックスの4回の犬生を過ごす中で、
一心に主人の言いつけを守り抜くドッグ。
この4種のドッグたちが実に可愛い、シネマスターだから当たり前なのだが演技も上手だ。

しばし、ドッグたちの演技に浸ってよい気分になれる、
たとえ周りの人間たちが超類型的であっても。
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